病院以外の転職先に企業もあると聞いたけど、実際のところはどうなんだろう?
企業への転職はどうなんだろう?と不安に思う人も多いと思います。私も不安に思った一人でした。
この疑問に、実際に臨床工学技士として企業に転職して働いた経験を踏まえて「コメディカルが企業に転職するメリット、デメリット」についてまとめました。
企業への転職は新しいキャリアアップのチャンスが生まれるだけでなく、自分のスキルや経験を生かした職場で働くことができます。しかし、転職にはメリットだけでなくデメリットもあるため、転職を検討する前に知っておいていただきたい内容です。
コメディカルが企業に転職するメリット
- スキルや経験を活かせる
- 転職によるキャリアアップやステップアップが可能
- 新しい業界や職場での経験を積める
- 給与や待遇が医療現場よりも高い場合がある
スキルや経験を活かせる
コメディカルは、医療現場で働いていた経験から、医療技術や医療用語、医療従事者とのコミュニケーション能力など多様なスキルをすでに身に着けています。
医療従事者が望んでいることを把握しやすく、そこに具体的な提案をすることも可能です。
ここは、コメディカルならではの最大の強みです。
転職によるキャリアアップやステップアップが可能
企業に転職することで、キャリアアップのチャンスが増えることがあります。
企業によっては、コメディカルのスキルや経験を高く評価して、管理職や専門職へとステップアップすることも可能です。
新しい業界や職場での経験を積める
医療現場とは異なる職場で働くことで、新しい知識や経験を積むことができます。
病院で働いていると病院内のコミュニティに限られてしまいますが、企業ではさまざまな病院に行けて関わることがなかった人たちとコミュニケーションをとることができ世界が広がります。
これは将来的に自分のキャリアに役立つことがあるかもしれません。
給与や待遇が医療現場よりも高いことがある
企業によっては、医療現場よりも高い給与や待遇を提供している場合があります。
私は企業に転職したとこで給与が約1.5倍にUPし、さらに昇給で増えていきました。
企業や職種によって変わってきますが、夜勤がない、呼び出しがない、基本的には土日休みなど、給与は変わらずともQOLが上がることもあるのでメリットを感じる人もいます。
コメディカルが企業に転職するデメリット
- 業務内容の変化によるストレスや適応に苦労することがある
- 人間関係の構築に時間がかかることがある
- 出張が多いなど仕事の内容や環境があわないことがある
業務内容の変化によるストレスや適応に苦労することがある
病院で行っていた仕事とは違うことをしなくてはならないことがあります。
でも職場が変われば、病院でも企業であっても、業務内容や環境に慣れるまでには少なくとも時間がかかりますしストレスを感じます。
私も最初は戸惑うことも多かったですが、周りの人達に助けていただいたことで少しずつ習得できました。
人間関係の構築に時間がかかることがある
どこで働いても人間関係を構築することは大変ですし時間がかかります。
嫌いな人や苦手な人も出てきますが、必ず頼れる人や助けてくれる人がいます。
私も最初はわからないことばかりで迷惑をかけていましたが、いまではお互いに頼れるようになっています。
出張が多いなど働き方の環境があわないことがある
職種によっては出張が発生することがあるため、出張が多いと困るようであれば、求人を探すときに出張の有無についても確認した方がいいです。
私は出張がありましたが、行ったことのないところへ行ける、ご当地グルメが食べられるなど楽しみもあったので、苦とは思わず楽しめています。
まとめ
コメディカルが企業に転職すると、どのようなメリットやデメリットがあるのかまとめました。
メリットを感じる点が多ければ企業への道も転職先の一つとして選択肢に入れることができます。
私も企業へ転職を考えたときは不安な部分もありましたが、給料を上げたい、病院以外の環境でも働いてみたいという思いがあったので企業へ道を転職先の一つとして転職活動をし、最終的には企業に転職しました。
大切なことは、自分自身に合った転職先を探して選択することです。
もし、企業で働くとしたらどんな職種があるのか、気になる方は下記の記事も参考にしてください。
コメディカルが企業で働き活躍できる職種!具体例5選