転職を考える 転職準備

仕事を辞めたい、転職したいと悩む臨床工学技士、臨床検査技師、看護師へ【最初に考えること】

仕事を辞めたい、転職したいと悩むことは誰にでもあると思います。
でも、いざ辞めようと思ったときに金銭面や新しい職場が見つかるのかなど、不安も同時に抱えてしまうでしょう。
仕事を辞める、または転職するといった決断は、大きな決断ですので慎重に考える必要があります

この記事では、仕事を辞めたい、転職したいと悩んだときに最初に考えることを紹介します。
そして実践することで悩みが明確になり、自分がやるべきことが見えてくると思いますので参考にしていただければと思います。

<仕事を辞めたい、転職したいと思ったとき、最初に考えること>

  • 仕事を辞めたい、転職したいと思う理由
  • 仕事を辞めたい、転職したいと自分がなぜ思うのかを明確にする
  • 仕事を辞める、転職したときに悩みが解決するのかを考える
  • 悩みが解決する方法を実践する【辞めない、辞めて転職先を探す】
  • コメディカルが活躍できる企業や職種について紹介
  • 仕事を辞めた後、転職した後に起こるリスクを考えておく
  • 仕事を辞めたいと言えない場合の対処法

仕事を辞めたい、転職したいと思う理由

仕事を辞めたい、転職したいと思う理由にはいろいろありますが、その中でも下記の6個が代表的なものかと思います。

人間関係がうまくいかない

職場での人間関係が悪化してしまった場合、仕事を辞めたいと思う方は多いでしょう。
意地悪な先輩がいる、いやな上司がいるなど人間関係がうまくいかないとストレスがたまってしまい、精神的にも身体的にもつらくなります。また、職場での人間関係が原因で仕事にも支障が出ることもありますので、仕事をしていく上で人間関係はとても重要な要素ですので、関係が悪いと仕事を辞めたい、転職したいと思うことでしょう。

仕事が大変

休憩が取れないほど激務、残業が多い、夜勤が多いなどの要因はストレスがかかり、続いてしまうと身体的にも精神的にも疲弊します。
さらにこれらのストレスによっても仕事でミスをしてしまう可能性が高くなるため、ミスしないように気を付けなければと、より神経を使うことになってしまいます。
仕事が大変という点も、仕事を辞めたい、転職したいと考える方理由の一つです。

プライベートを充実させたい

仕事が忙しくプライベートの時間が犠牲になってしまうと、ストレスがたまります
私も病院勤務だったときは、残業も多く家に帰るのも遅かったですし、土日も学会活動があるため仕事になることが多かったです。
また、緊急対応のため呼び出しが多くあったため、気が休まることが少なかったです。

転職してからは、残業や土日が仕事になることもありますが、病院に勤務している頃よりは少なくなったため、プライベートの時間を楽しめるようになりました。
プライベートを充実させることは、ストレスを発散につながりますので、仕事を辞めたいと考える要素になります。

給料が少ない、上がらない

給料が少なく、上がらない場合ということは、のちに生活が苦しくなることがあります。
また、報酬が労働に見合わない場合は、モチベーションが低下してしまう、維持することが難しくなります。
病院勤務は一般的に給与が低いことが多く、私も給料が少なかったです。
これからの人生を考えたときに、給与の面も重要な要素になりますので、給与UPのために仕事を辞めて転職を考える方が増えています。

キャリアアップが難しい

現在の職場でキャリアアップが見込めない場合、将来に不安を感じることがあります。
一つ一つの業務を習得していた頃は、自分の成長を感じるのでモチベーションが上がりやすいです。
でも、ベテランになればなるほど、成長を感じる機会は自然に減ってしまうため、現在の職場で成長できる機会があるかということはとても重要な要素です。
また、将来は管理職に就きたいと思われる方にとっては、ポジションが空くのかチャンスが巡ってくるのかということも非常に重要です。

キャリアアップを望む人にとっては、今の環境で自分が望むキャリアを手にできないと思ったとき転職を考えるでしょう。

理由もわからず辞めたい

毎日仕事に行くのが苦痛、仕事を辞めたいと理由もなく思うこともあります。
疲れがたまってしまっているときや、今の仕事に変化がなく飽きてしまっていることが理由の場合もあります。

改善すれば疲れが取れる、仕事に飽きないように新しいことができるなど、今の職場で改善できないようであれば、辞めたいという考えが出てしまうでしょう。

仕事を辞めたい、転職したいと自分がなぜ思うのかを明確にする

仕事を辞めたい、転職したいと思う理由のなかで、自分がどれに当てはまるのか考えることが大切になります。

私は給与が上がらないことと、キャリアアップができないという理由に加えて一緒に仕事をしたくない人もいたため、仕事を辞めたい、転職したいと思いました。

皆さんも、どの理由に当てはまるのか一度書き出して明確にしてください

仕事を辞める、転職したときに悩みが解決するのかを考える

仕事を辞めたい、転職したいとなぜ思うのかを明確にしてから、次に考えることは仕事を辞める、転職したときにその悩みを解決できるのかを考えていきます。

悩みを解決する方法は、仕事を辞める、転職することだけではありません
辞めずに、働き方を少し工夫する、考え方を変える、副業をするなど辞めなくても解決できる方法もあります。
辞めないで解決できる方法はないか、辞めた方が解決できるのかを比べて、自分に合った方向性を見つることが大切です。

悩みが解決する方法を実践する【辞めない、辞めて転職先を探す】

辞めずに残ることを選択した場合

仕事を辞めずに悩みが解決できそうであれば、辞めずに解決策を実践した方がいいと思います。
改善できれば自分に合った職場ですし、もし改善しなかったのであれば、取り組んでもダメだった次に行こう!と後悔も少なく次のステップに踏み出すことができるでしょう。

辞めて転職先を探すことを選択した場合

仕事を辞めて転職を選択した人は、転職先を探すステップに進むことになります。
ここでは、まだ転職したいなど周りの人や職場には言わない方がいいです
なぜなら、転職したいと伝えるといずれ辞めていってしまう人と思われ仕事がしにくくなることもあります。

また、転職活動をしたけれど気持ちが変わって今の職場でまだ続けようと思ったけれど、辞めなければと追い込まれることもあるでしょう。
ですので、私のおすすめとしては次の職場から内定が出るまでは、転職したいと言わない方がいいです

転職先を探すステップ

転職先を探すステップですが、仕事を辞めたい、転職したいと思った理由を軸に、どの職場であれば悩みが解決するのかを考えながら探す必要があります。
軸がずれてしまうと、転職した先でも同じ悩みを抱えてしまうリスクがありますので気を付ける必要があります。

また、すべての悩みを解決できる職場がたくさんあるかというと、少ないのが現状です。
そのときに困らないように、解決したい悩みの優先順位をつけておくといいと思います。

転職先の探し方

転職先の探し方ですが、まずはどのような職場があるのか把握することが必要です。
コメディカルの場合、病院勤務をされていた人の多くは、別の病院やクリニックに転職を考えるかと思います。

もうひとつ職場の候補としてあるのが、病院以外での働き方もあるので知っておいていただければと思います。
「病院以外で働いたことないから無理だよ」言われると思いますが、私もその一人でした。でも実際には病院以外の医療業界の企業に転職しています。

もしかしたら、あなたに合う職場も病院以外にもあるかもしれませんので、視野を広く持っておくことも必要です。

コメディカルが活躍できる企業や職種について紹介

コメディカルが活躍できる企業や職種について紹介します。
コメディカルが活躍できる企業は、やはり医療業界(医薬品メーカー、医療機器メーカー、医療材料メーカーなど)の企業です。
コメディカルの資格を活かしたい、専門性を高めたいのであれば、関係のない業界よりは医療業界がおすすめです。

医療業界でコメディカルが活躍できる職種としては、学術営業サービスエンジニア品質開発業務マーケティングアプリケーションスペシャリストなど様々な職種があり、実際に活躍されている人もいます。

私は、アプリケーションスペシャリストとして医療機器メーカーに転職し、自社製品を正しく使用してもらうために、病院の医師や医療従事者に説明やサポートを行っています。
アプリケーションスペシャリストも資格を持っているから信頼していただけることが多く、資格を活かしやすい職種になります。

もし、企業に興味を持たれた方は下記の記事も参考にしてください
→コメディカルの企業転職!【企業を探すためのテクニック!5選】
→コメディカルが企業で活躍できる職種!具体例5選
→コメディカルが企業に転職!【メリットとデメリット】

仕事を辞めた後、転職した後に起こるリスクを考えておく

仕事を辞めた後、転職することには多くのリスクが伴います
代表的なこととしては、転職後に起こり得る金銭面人間関係理想とのギャップの問題が出てくることがあります。
前もってリスクを把握してくことで回避できる可能性がありますので、確認していただければと思います。

金銭面のリスク

退職して働きだすまでの期間が空いていると、収入が減ってしまうことがあります
また転職先の関係で引越しが必要であったりすると出費が増えてしまうことがあります。

私の場合は、引越しはなかったですが、転職先に企業を選びましたので、スーツやビジネス用の靴・カバンなどが必要になり、準備物を揃えるためにお金がかかりました

また、給与が下がる可能性もありますので、辞めた後にどれだけお金がかかるかある程度の収支を予測してリスクに備えておくと安心です。

人間関係のリスク

新しい職場では、新しい人間関係を作る必要があります。また、今はリーダとして働いていたけれど、転職先では新人になるなど立場が変わります

新しい職場に行けばキャリアがあっても新人でもあるので、立ち振る舞いに気を付ける必要があります

慣れればコミュニケーションもストレスなくとれるようになるので、最初は初心に戻り積極的に取り組む姿勢を示して行動すれば、このリスクも乗り越えられるでしょう

理想とのギャップのリスク

転職前に抱いていた理想と現実のギャップが大きくてストレスを感じるかもしれません。
仕事内容が予想と違っていて、実際の仕事に適応できないなどの問題も生じてきます。

このリスクを回避するためには、転職前に十分に情報を収集し、自分自身の希望やスキルに合った職場を選ぶことが大切ですので、転職先を探すときから気を付けていただきたいポイントです。

仕事を辞めたいと言えない場合の対処法

仕事を辞めたいけれど、実際に言い出すことができずなかなか辞めることができない人も多いです。
その理由には、

  • 人が少なくて辞めさせてもらえなそうだから
  • 上司が怖くて言い出しにくいから
  • 辞めるといった後に働きにくくなる
  • 辞めたいというタイミングがわからない

などがあります。

自分自身が考え抜いて仕事を辞めることを決意したのであれば、あなたにとって退職を伝えることは新たな一歩を踏み出すために必要なことです。
円満に退職を進めるためには、伝えるコツがありますので参考になればと思います。

伝えるときのコツ

退職理由ですが、人間関係が悪いから、給料がやすいということが本心だったとしても、そのままストレートに言わずに前向きな言い方で伝える方がいいです。
不満が理由だと、改善するから辞めないでくれと引き止められることがあります。

また、関係性も悪くなり円満に退職することができない場合もあります。ストレートに言いすぎず、たてまえも必要です。
「新たな環境で挑戦したい」、「ステップアップしたい」など、辞めた後自分がどうなりたいという理由であれば、応援してくれることもありますので前向きな内容を伝えましょう

また、「辞めます」と言い切ることも重要です。
「辞めたいと考えています」のように迷っているように言ってしまうと、まだ悩んでいると思われてしまい引き止められやすくなります。
「辞めたいと思っています」ではなく「辞めます」とはっきり言うことが大切です。

伝えるタイミング

伝えるタイミングですが、今働いている職場に就業規則で決められていると思いますので確認しましょう。
例えば「退職したい日よりも1か月前に申し出ること」のように定められていますので、必ず確認して言い出さなければならない時期を把握しておきましょう。

どうしても辞めると言えないとき

どうしても辞めると言えない、言ってもなかなか辞めさせてもらえないなどの場合は、退職手続きを代行してくれるサービスもあります。
費用がかかりますが、一つの手段として知っておいていただければと思います。

まとめ

仕事を辞めたい、転職したいと悩むことは誰にでもあり、そのときに大きな不安も同時に生まれてしまいます。
悩みや不安を軽くするために、最初に考えることとしては、

  • 仕事を辞めたい、転職したいと思う理由
  • 仕事を辞めたい、転職したいと自分がなぜ思うのかを明確にする
  • 仕事を辞める、転職したときに悩みが解決するのかを考える
  • 悩みが解決する方法を実践する【辞めない、辞めて転職先を探す】
  • コメディカルが活躍できる企業や職種について紹介
  • 仕事を辞めた後、転職した後に起こるリスクを考えておく
  • 仕事を辞めたいと言えない場合の対処法

など、これらについて考えることで、悩みや不安が明確になり、何をしたらよいか見えてくると思います。

仕事を辞める、または転職するといった決断は、人生を左右する大きな決断ですので、分のために時間を使って考えより良い道を見つけていただければと思います

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